白衣とため息

真面目に働いてたらいつの間にかアラサーになった女医のつぶやき。

ピルと緑内障の間

先日眼科に行ったら「緑内障になりかけてますよ」とショックなことを言われた。

えー、ちょっとやめてよ。まだ30代も前半ですよ、私。ブルブル。

眼科の友人に聞いたら「緑内障は遺伝と近視だからね」と言われる。

くそ。両方あるよ私。そして自分にはどうしようもないよ。

 

しかしこれで諦める私ではない。何か改善できる点があるはずだ。・・・とめちゃくちゃ文献を検索する。

やたら調べ物をしまくる患者さんというのは、少し気を使うものだが、いざ自分が患者になるとやたらめったら調べ物をしてしまう。

 

で、調べてて思ったのが、「私みたいな緑内障家族歴のある女は、ピル、要注意なのでは?」ということ。

一応ピルと緑内障の間に関係はないという論文もいくつか出ているのだが、

2011年のEye(Lond). 2011 May;25(5):633-41.(看護師を対象にした前向き試験。5年のピルユーズで25%リスク上がる)

2016年のOphthalmology. 2016 Apr;123(4):729-36.(アンケートを元にした後ろ向き試験。3年のピルユーズで2倍リスク上がる)

2017年のMed Sci Monit. 2017 Nov 27;23:5657-5661.(ピルユーズ1年超えると、網膜の厚みが健常者でも薄くなる。回復するかどうかは書いてない)

らへんを見ると、「あ、これちょっと要注意じゃね?」と思ってしまう。

 

エストロゲンは視神経保護作用があるので、エストロゲン+プロゲステロンの合剤であるピルは目に良さそうな気もするのだが、(実際、「エストロゲン単剤投与なら緑内障リスクを減らす。エストロゲン+プロゲステロン投与はそうでもない」という論文が出ている。Jama Ophthalmol 2014;132(3):298-303)、実際にはそうでもないらしい。

ぐぬぬ

 

そんな私はピルを服用してもうすぐ二年。めちゃくちゃ快適!みんなに勧めたい!と思っていたが、やめるときがきたなあ、と思う。今後人に勧めるときは

「ピルは快適!ただし網膜疾患家族歴ありは要注意!」だ。

 

まあ私は眼科医でも何でもないので、頓珍漢な論文ばかり集めてしまったかもしれない・・・しかしながらどこかに書きつけておかないと、さらに調べ物をしそうで怖いので、ここに記してみた。

これでこの調べ物生活に一旦終止符を打つつもりだ。また何か続報があれば書こうと思う。

 

ちなみに他に得た情報としては

・ヨガの頭を下にする動きは眼圧上げるからあんまり良くない。長い時間はやめること(私ヨガもやってたよ!)。PLoS One. 2015 Dec 23;10(12):e0144505.

・ジョギングなどの有酸素運動は良いとか。どのくらいやれば良いかはコンセンサスないけど、週3回くらい?毎日ハードにやるのもダメというのをどこかの論文で見た。

・正常圧緑内障は血流障害や視神経そのものの脆弱さが関与するようなので、サプリを取るならピクノジェノール(眼圧をちょっと下げる/眼の血流を良くするという論文は怪しげながらも出ている)かなあ。漢方なら桂枝茯苓丸も目の血流を良くするデータが出ているので良いかも。

らへんが誰かの役に立つかもしれない。以上です。

 

 

自分を変える・・・とは?

私は失恋をすると、だいたい占い師のところに一回行くのだが、この前こう言われた。

「来年出会いがあるから、それまでに自分を大きく変えなさい」と。

 

「自分を変える」ってなんやねん。

私は今の自分が好きやねん。

 

と一瞬反発したものの・・・確かに「今の自分」のままでこうして独身なのだから、少しはアップデートしたほうが良いのかもしれない・・・なんて思い始めた。私は結構素直なのだ。

 

それでは「自分を変える」には一体何をしたら良いのだろう?

・習い事をする?

・やせる?

・メイク変える?

・整形する?・・・etc・・・

 

とりあえず習い事かな、と思い、周囲にどんな習い事をしているか聞いてみたところ、

・英会話

・ジム

・お茶

・陶芸

などが出てきた。うーん。英会話とジムは通ったことあるし、お茶は好きな時に通えるって感じじゃないし、陶芸は1日体験で「そんな向いてないな」と思ったんだよなあ・・・

 

しかしながら、ジムに行くにしろ行かないにしろ「やせる」という選択肢はアリだな、と思い始めた。2年で2kgやせたが、体脂肪率的にはもう少し絞れるはずだ。

というのも、私は何人か「筋トレをし始めたらなんとなく疎遠になった男友達」を持っているからだ。おそらく筋トレをすることでメンタルが変化し、人間関係が変わったのだと思う(出会ったときから筋トレをしている仲の良い友達はいるので、筋トレをしているかしていないかではなく、筋トレをした結果としてのメンタル変化に焦点がある)。

 

この経験則から行くと、筋トレ+痩せることで私のメンタルは変わるはず・・・そしてその変化はマイナスの方向ではあるまい・・・

 

そう思い、なんとなく自宅で筋トレを始めた。月2で通っているヨガも増やそう。

 

できることから始めていくのだ。

友達にも戻れないのよ私たち

という訳で、ダラダラ友人関係を続けてきた男ときっぱり別れた。

この心に空いた穴をどう埋めようぞ…


と婚活パーティーの宣伝など見ているが、ああ、あの苦行をまたするのかと思うとなかなか気が重い。


メイク教室やウォーキング教室に行く方がずっと楽しいよ。自分だけで完結できるしさ。


しかし。それでも。私は立ち上がらねばならぬのである。何故なら寂しいから。


くそっ!

嫌な自分を覗き込む話

苦手な人って誰にでもいると思う。

セクハラめいたジョークを飛ばしてくる人とか意地悪な人とかはもちろんなんだけど、苦手にならなくても良いのに苦手な人っていうのが世の中にはいる。

 

私の場合それは「自分への幸せへの希求に何のためらいのない人」なのではないかと最近気づいた。

 

具体的に言うと

・自分の趣味に忠実で(例えばピンクが好きなら好き!と隠さない感じ)

・トントン拍子で幸せな結婚をし

・なおかつ仕事に自分の居場所を主張する。

 

こんな感じだ。言葉にするとむしろ理想的というか、こんな人になりたいな、て思うのだが、なぜだろう。ちょっと苦手と思ってしまう。

たぶん私は「自分の幸せに遠慮がある」というか「自分がこれ以上幸せになるのは当然とは思っていない」のだ。

自分の趣味は胸にそっとしまってしまうし(例えば好きなものより似合うものを選ぶし、そもそもそれほど「これが好き」という強烈なものがない)、幸せな結婚はめどが立たないし、結婚したら「家庭の両立もあるので次の人事は正社員でなくていいです」とか言ってしまいかねない。

(もしかすると私は、自分が幸せになるのに誰かからの承認が必要だと思っているのかもしれないな)

 

だからこそ「自分が幸せになるのは当然と思っている人」のことが羨ましくって羨ましくって辛くなってしまう。そしてその感情はおかしいことだとわかっている。

そして余計に「こんな素敵な人を苦手と思う自分が嫌だな」ってなってしまうので、なるべく関わらないようにしてしまう。

 

気付かないふりをしてきたけれどそんな自分がいるなあ、と気づいてちょっと吐き出してみた。幸せに見える人にも苦労があることに気づきたいし、より良い自分を目指したいから。

名もなき料理よ

この1年で2kgくらい痩せた。恐らく自炊が増えたせいだと思う。


しかし自分で自分に作るご飯とは、なんと色気のないものだろう。


野菜!肉!プラスご飯!という、最低限の栄養をとりあえず一品で摂れる料理。まさに実用一点主義である。


皿もどんぶり二枚あればなんとかなってしまう。ええそうだとも。スパゲッティもキムチ鍋もどんぶりで食べてるとも。インスタ映えなんてクソ喰らえ。


一応「これではいけない。彼氏ができたらどうするのだ。とてもご飯を振る舞うなんてできないではないか」と思い、とりあえず皿を買ってみたものの、彼氏ができる前にひとつ欠けさせてしまった。


捨てるほどの欠けではないのがまた腹ただしい。家族ならそのまま使うけど、彼氏なら使わない状態と言うべきか。まあ使うんだけど。


さらにこれではいけないと思い、料理教室のHPを探す。一年で約6万円也。半年で9万円を取られたエステよりはマシか。しかし月に1回行くのめんどくさい。正直私は魚料理さえ練習できれば良いのだ。ハンバーグなぞ絶対一人暮らしでは作らんぞ。


そんなうだうだを抱えて連休は過ぎ行く。