白衣とため息

真面目に働いてたらいつの間にかアラサーになった女医のつぶやき。

婚活本レビュー

婚活が進んでいない。しかし読んだ婚活本の数は増えている。

簡単にまとめて自分の心の整理にしたいと思う。

 友人が貸してくれた。一言で言うと「見た目を可愛くして、中身は素で行け!相手の条件は高望みするな!」という本。現実的だ。うっ・・・!

なぜ幸せな恋愛・結婚につながらないのか 18の妖怪女子ウォッチ

なぜ幸せな恋愛・結婚につながらないのか 18の妖怪女子ウォッチ

 

 アルテイシアさんと同じ香りのするぱぷりこさんの本。自分のことを言われているようでグサグサくる。簡単に言うと「自立して相手を見つけなさい。あと、白馬の王子様なんているわけないからな!」ていう内容。はいはい。わかってますよー。

100回お見合いしたヲタ女子の婚活記 (Next comics)

100回お見合いしたヲタ女子の婚活記 (Next comics)

 

 読みやすいエッセー漫画。結婚相談所での婚活体験談を楽しいタッチで描いている。ちゃんと妥協しない相手を選んでいて、素晴らしい。私はこれを読んで「結婚相談所もありなのかなー」て思い、入会した(そして今難航している)。きぃっ。

 

Keiko的、本物の愛を手に入れるバイブル  「出会うべき人」に、まだ出会えていないあなたへ

Keiko的、本物の愛を手に入れるバイブル 「出会うべき人」に、まだ出会えていないあなたへ

 

 今までの現実系婚活本と比べると「結婚相談所なんてナンセンス!あなたが輝いていれば運命の相手が引き寄せられるのよ!」というスピリチュアル路線の本。肉子さんは「スピリチュアルは婚活アラサーがはまりやすい罠!占い師が責任とってくれるわけじゃないんだから自分で頑張れ」と言っていたのだけど、たまには癒されたいときもあるのよ。読むと元気にはなる(単なるモルヒネかもしれないけどな!)。

 

スパルタ婚活塾

スパルタ婚活塾

 

 あっかるい婚活本。「とりあえず女子アナっぽい服買え!とかとりあえず触れ!」というよくあるテクニックなんだけど、それなりに面白おかしく書いてあるので、「男心ってそういうもんなんかな」となんとなく納得する。合コンとかで使うような話が多かったので、結婚相談所に登録している人にはあんまり役立たない感じはする。

 

その他にもKindleで勢いに任せて買った婚活本が結構あるんだけど、やっぱり紙の本のほうが印象残るので、あんまり覚えていない。まあ、似たようなもんだったんだろう。

本ばっか読んでも野球は上手くならないけど、本を読むことで得られる何かもあるということで。

最近読んだ本をまとめる。

最近、学生になって時間ができたので本をぼちぼち読んでいる。読んでは忘れるので、記録として書いていく。

米原万里は、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」がすごく良かった。オリガ〜も読みたかったんだけど、結構な長編だったので手を出さずにいた。人生を変えた本かなんかに載ってたので、思い出してやっと読むことにした。まあ読んで良かった。良かったよ!

話としてはスターリンの粛清時代を生き延びたオリガの半生を、教え子である主人公が追っかけていくというもの。基本の軸がミステリだから読みやすい。人間の複雑さというか面白さを感じた。魚の目にも涙。

 

 本格ミステリというのもだいたい長編だから手を出してなかったんだけど、新装改訂版が出ていたので、読んでみた。もっと早く読んでれば良かった。金田一少年やコナンの原型はここかよと。犯人頑張りすぎかよと。

花咲舞が黙ってない (中公文庫)
 

 読みやすい連作短編もの。銀行員の悲喜こもごも、て感じ。なんと半沢直樹も出てくる。サービス精神旺盛だな。半沢直樹が出ると、やっぱり思い浮かぶのは堺雅人の顔。ほんとハマリ役だったよな。まあドラマ観てなかったんだけど。

 最近の伊坂幸太郎は安定してるよね。一時期えらい暗い話ばっか書くなと思ってたけど。なんか吹っ切れたんだろか。恐妻家の妻になってみたいものだ。いろんな(殺し屋の)おじさんが頑張る話。

 これはなー。単行本で読んでたのを忘れて買ってしまった文庫本なんだ。でも面白かった。伊坂幸太郎は世代的に近い人が頑張る感じの話が多いので、なんとなく入れ込んでしまう。

 

以上、最近読んだ本でした。こう書いていくと、私、本の感想伝えるの下手だなあ。読んでは忘れるのも納得。

 

え?婚活?全然進んでないよ!うえーん。

 

 

 

 

 

コンビニ人間、面白い・・・

昨日は久々に1日中のんべんだらりとしていた。

 

部屋の掃除をしたら、コバエのサナギを大量に見つけてしまい、大変凹んだ。

台所の床、こわい・・・

 

で、コンビニ人間を読んだわけだけど、めっちゃ面白いやん、これ。

 

コンビニ人間

コンビニ人間

 

 

 

あのだいたい面白くないで有名な芥川賞作品が面白いだと・・・!?

姉さん、事件です!(以後ネタバレあり)

 

主人公は正直ちょっと変で、ややサイコパス的な描写がされている。最初は「この主人公、微妙に怖い!?」と思って読み進めていくんだけど、だんだんこの主人公の生きづらさ的なのを理解できるようになり、「この気持ち、ちょっとわかるなあ」てなっていく。

 

例えば「世の中の30代女性が何着てるのかわかんなくて、同僚のタグをめっちゃ見る」とか

「周りがなんで怒ってるかわからない」とか

「結婚も就職もせず、コンビニバイトしかしてないというと、周りから白い目で見られる」とか・・・。

 

一番心に刺さったのは、「自分的には周りに馴染んでると思ってたのに、実は馴染んでなかった」と気づくシーン。主人公抜きで結構飲み会やってたらしいぞ、このコンビニ!あと、妹も自分に懐いてると思ってたのに、「お姉ちゃん、普通じゃねえ・・・!」て思ってたらしいぞ!

 

いやー。怖いわー。

 

みんなここまでではないにしろ、自分が見ている視界と、世界から見られている自分のギャップに気づいてぎょっとすること、あるんじゃなかろうか?

 

私も個人的にはそれなりに幸せだけど、他人からは「かわいそうに」て思われてることがあって(もしくはかわいそうに、と思われてるんじゃないかな、とビクビクしてるところがあって)、境遇そのものよりも「他人からの目」のほうが傷ついたりするもんね。

 

いやー。すごいわー。

 

救いだったのが、主人公が全然湿っぽくないところ。それなりに傷ついているんだろうけど、ラストは「もう周りがなんと言おうと自分の使命を全うしよう」と開き直ることができて、神々しさすら感じる。

 

自分もね、そんな開き直りがほしいんだけどね、なかなかそうはいかないからねー。

 

とりあえず、さくさく読めるので、みんなにオススメしたいと思ったのでした。

江古田ちゃんとアラサーちゃん

今頃になってKindleで臨死!江古田ちゃんと、アラサーちゃんを読んでみた。

 

どっちもアルアルなんだけど、江古田ちゃんのほうが私は好きかな。

 

アラサーちゃんは上から目線な感じがあるんだけど、江古田ちゃんの方が人を対等に見てるよね。