香水問題
この前、用事があって産婦人科病棟に行ったらびっくりした。
病棟全体に良い匂いが漂っているのである。
デパートの化粧品売り場を5倍希釈したくらいであったろうか。
「やはり比較的若い女性のみが入院している病棟は違うなあ・・・」
としみじみして自分の病棟に戻った。
なぜ女性は良い匂いがするのか。化粧品そのものの香料もあるのだろうが、
香水ってのが世の中にはあるのである。
この香水がどうにも苦手だ。
匂い自体はすごく好きで買ったりもするのだが、上手につけられない。
匂いが強すぎると職場じゃちょっとねえ・・・て思うし、
匂いが弱すぎるとなんか意味がない気がする。
そもそもあの香水ってやつ、ベストの匂いはどのくらいのものなんであろうか?
近づいたら匂うくらい?「近づいて」てどのくらいの距離?
抱き合って匂うくらい?・・・てそんな抱き合う機会ないしなあ・・・
向かいあって匂うくらい?・・・患者さんに「くさい」て思われるのもなあ・・・
という訳で香水はあきらめてボディクリームをせっせと塗って「女子力アップ・・・」などとつぶやいている今日この頃なのだ。
若い頃は「べたべたするじゃん」と全く存在意義のわからなかったボディクリームを好きになる日が来るとは・・・人間わからないものである。