白衣とため息

真面目に働いてたらいつの間にかアラサーになった女医のつぶやき。

ニンニクを入れたら料理はおいしくなるに決まってるじゃないか

医師とはつまりサービス業である。

サービス業というのは、平日ニンニクを食べてはいけないものである。

 

しかし、世の中の料理になんとニンニクを使った美味しい料理が多いことか!

家でご飯でも作るか、と料理本を開いてみたら大体ニンニク一片と書いてあるのだ。

「そりゃあ、ニンニク入れたら美味しいに決まってんじゃんかよ!」と突っ込みを入れてしまう。

 

ニンニクとはそれすなわちチート食材なのである。

 

同じような立ち位置にあるもの(つまり、入れたら美味しいに決まってんじゃんかよ!て思わせる食材)としては、他にもツナ、温泉卵、ごま油、チーズ、アボカドなどがあげられる。マヨネーズも近いかもしれない。twitterで回ってくる「簡単美味しい料理」などは大抵この中のどれかが入っている。

 

入れたら美味しいに決まっているが、だからこそ使ったら「なんか悔しい・・・!」。それがチート食材といえよう。

 

 

話は少し変わるが、ちなみに以前住んでいた場所の最寄りスーパーには「におわなキムチ」という画期的なキムチがあった。今の最寄りのスーパーにはないので大変残念だ。

代わりにこんなものを見つけた。

 

S&B 乙女たちのおかずラー油 110g×6個

S&B 乙女たちのおかずラー油 110g×6個

 

 ニンニクの入ってない食べるラー油である。もともと食べるラー油というのはニンニク×ごま油というチート食材の組み合わせだったわけだが、そのニンニクを抜いたのだ!

 

なんとサービス業に優しいラー油なんだ!と私はためらいもなく購入した。

 

味としては、「うーむニンニクの不在はでかい・・・しかし食べるラー油を私は食べている!という喜びは確かに得られる・・・」。そんな一品である。

なんだろう。以前の声とは違うけど、確かに毛利小五郎毛利小五郎である、という感じか(ちょっと違うか)。

 

とりあえずニンニク抜きラー油を無駄にご飯にかけながら(無駄にご飯にかけるくらいには好きなのだ)、ニンニクを心置きなく食べる日を夢見るのである。